疾苦
しっく
名詞動詞-サ変
標準
affliction
文例 · 用例
元より民の疾苦を顧みるの入道ならねば、野に立てる怨聲を何處の風とも氣にかけず、或は嚴島行幸に一門の榮華を傾け盡し、或は新都の經營に近畿の人心を騷がせて少しも意に介せず。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
併し民の疾苦は増すばかりで減じはせぬ。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
第十九条 己れを愛するの情を拡めて他人に及ぼし、其疾苦を軽減し其福利を増進するに勉むるは、博愛の行為にして、人間の美徳なり。
— 慶応義塾 『修身要領』 青空文庫
象牙の椅子に倚りて、民の疾苦を説く政治家の態度を学ぶフイランスロプは盲目的な獣類の愛、非常に Selfish-ness を含む危険に陥り易い。
— 宮原晃一郎 『愛人と厭人』 青空文庫
それだけでも人民疾苦の種である。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
人民の疾苦、下のものの難渋迷惑はもとより言うまでもない。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
人あるいは徳川幕府の顛倒を以て煩取苛求、万民疾苦に堪えざるが故に、始めて尊王論を籍りて、その反抗の端を発きたるものとなし、あたかも維新革命を以て仏国革命と同一視し、強いて影像的暴政を描くものありといえども、これその眼孔|未だ社会の表裏に徹せざるものというべし。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
夢あればこそ我々はあらゆる疾苦と不平と懊悩にも堪えて、兎にも角にも何万日という――考えただけでも身顫いを感ずるような、恐ろしい生活を続けて行くのです」 それは吉井明子夫人の美しさと聡明さに吸い寄せられた、限りなき猟奇探究者達の集りなる、「奇談クラブ」の席上でした。
— 第四次元の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
作例 · 標準
長年続く病の疾苦に、彼は耐え忍んできた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
人生には避けられない疾苦がつきものだが、それを乗り越えることで人は成長する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
貧困という疾苦から逃れるため、彼は必死に働いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite