詠藻
えいそう
名詞
標準
文例 · 用例
陸奥や出羽から良馬の出たことは、『続日本紀』や『類聚三代格』などにも見えていますし、とにかく、東北地方から良馬を産出したことは早くから知られていまして、藤原俊成なども『長秋詠藻』の中で「みちのくのあらのの牧の駒だにもとればとられてなれ行くものを」と詠んでいます。
— 佐左木俊郎 『文学に現れたる東北地方の地方色』 青空文庫
彼の家集は『長秋詠藻』という。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
註 これまで触れてきた新古今時代の有名な歌人中、慈円の『拾玉集』・良経の『秋篠月清集』・俊成の『長秋詠藻』・西行の『山家集』・定家の『拾遺愚草』・家隆の『壬二集』を六家集といい、江戸時代の刊本もあり、『続国歌大観』『国歌大系』にも入っているが、中でも『拾遺愚草』は佐佐木博士校訂の岩波文庫本がよい。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫