取り入る
とりいる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to curry favour (with)
文例 · 用例
ミルネル画伯はあの令嬢に大相取り入るようだったなんぞと云っているのでございましょうよ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
渡瀬は新井田氏の顔が、今までの冷やかにも倨傲な表情から、少し取り入るような――しかもその急激な変化に自分自身多少のうしろめたさを示さないではない――それに変っていくのを見てしすましたりと思った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
中には、進んで父親の機嫌に取り入るため、他人の非を発くものもあった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
眼前にワルトンのつべこべとアイリスに取り入る態度を見てはジョーンの血はたぎった。
— 岡本かの子 『決闘場』 青空文庫
軽部は小学校の教師、出世がこの男の固着観念で、若い身空で浄瑠璃など習っていたが、むろん浄瑠璃ぐるいの校長に取り入るためだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
彼女等に取り入る一つの手段として、何か一つ自分も相当の知識を披瀝したいものだ――私は、無暗とあせつたが、凡てが夢になるより他になかつた。
— 牧野信一 『或る日の運動』 青空文庫
画面の片隅へ胸像がずり込んだり前方へのび出したりしないように、構図よろしく画面へ取り入るべき事。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫
それで権勢家に取り入るのよ。
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
作例 · 標準
彼は権力者に巧みに取り入ることで、若くして異例の出世を遂げた。
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上司の機嫌を取って気に入られようと、あからさまに取り入る姿は見ていられない。
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おべっかを使って取り入るよりも、実力で認められるほうが格好いい。
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