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寒鮒

かんぶな
名詞
1
標準
crucian carp caught in midwinter
文例 · 用例
私も、上林氏と一緒なので、それが、とくに心強く、それに、――これは記名投票なのだから、公表しても差し支へ無いと思ふが――私の眞劍の一票は、上林氏の寒鮒に、いれて在るのだから、私のよろこびも二重になつてゐたのである。
太宰治 當選の日 青空文庫
……○独り言○或る問答○濁酒○忘れられない人物○貰ひ水○寒鮒○情熱○放心○持味○その犬○郵便○生地に生きる○老境○句作三昧○酒○年越○お正月十二月八日 今日もまた曇天。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
寒鮒と馬肉とを貰うて戻る、有難かつた。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
釣りと網 寒鮒に始まって鯊釣り、鱚釣り、鯔、海津など、釣りと網とは花に次いでの江戸ッ児の遊楽だ。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
特にこの型の逸なるものは寒鮒だ。
佐藤惣之助 日本の釣技 青空文庫
そして僕等は諏訪湖からとれる寒鮒の煮たのを馳走になり、酒をも飲んだ。
斎藤茂吉 島木赤彦臨終記 青空文庫
いまは寒鮒の季節である。
佐藤垢石 釣った魚の味 青空文庫
三枚に卸して皮をはぎ、刺身にしてそのままワサビ醤油で食べれば寒鮒は少しも臭くないのである。
佐藤垢石 釣った魚の味 青空文庫
作例 · 標準
厳冬期に釣れる寒鮒は、身が締まっていて格別の味がするため、釣り人にとっては特別な獲物だ。
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彼は早朝から凍える川に出て、寒鮒釣りに興じており、その集中力は計り知れない。
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この地域の冬の風物詩といえば、寒鮒を丁寧に煮込んだ料理で、体が芯から温まる。
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寒鮒の刺身は、新鮮なものしか味わえない贅沢な逸品で、口の中でとろけるような食感だ。
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