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前路

ぜんろ
名詞
1
標準
文例 · 用例
前路の障害なきを期するため、それだけの時間は絶対的に必要なのだ。
コナン・ドイル 臨時急行列車の紛失 青空文庫
麻袋の中には赭土色をした粉薬のようなものが貯えてあって、まず蛇の来る前路にその粉薬を一文字にふりまく。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
こうして、蛇の前路に三本の線を引いて敵を待つのである。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
狗吠門前路  狗は吠ゆ門前の路、雲低萬里空  雲はたる万里の空。
河上肇 閉戸閑詠 青空文庫
前路を見ても足下を見ても、遮る物の影もなかった。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
何も狂ふやうな考へはないのだけれども、あるといへばあるやうだし、ないと云へばないと云つた、漠然とした前路に知己のない境涯にたゝずんでゐる。
林芙美子 旅人 青空文庫
うち渡す島から島への眺めに時を忘れて、定期の發動機船に乘り遲れ、わざ/\小舟をしたてゝ備前路までその月の夜を漕がせた事をも思ひ出す。
若葉の頃と旅 樹木とその葉 青空文庫
相手の前路へ落とすのだ。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫