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木賊

とくさ
名詞
1
標準
scouring rushes
文例 · 用例
「松葉色の様なる御納戸」とか、木賊色とか、鶯色とかは、みな飽和度の減少によって特に「いき」の性質を備えているのである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
……視むれば、幼い時のその光景を目前に見るようでもあるし、また夢らしくもあれば、前世が兎であった時、木賊の中から、ひょいと覗いた景色かも分らぬ。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
どこかが少しきつく当たって痛むような場合に、その場所を捜し見つけ出してそこを木賊でちょっとこするとそれだけでもう痛みを感じなくなる。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
掌中の紋理の『て』の字が見え初むる時より、寸々に明るく分々に明るくなつて、拇指の腸處の細紋が見え、指の木賊條の縱の纎いのが見え、漸く指頭の渦卷や流れ紋の見ゆるに至るまで、次第次第に夜が明け放るゝに及び、やがて日がさし昇るに及ぶ、其の間に天地の氣が人の氣に及ぼすもの無しとは誰か言ひ得よう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
一杯飲んでいる内には、木賊刈るという歌のまま、研かれ出づる秋の夜の月となるであろうと、その気で篠ノ井で汽車を乗替えた。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
……そこの高欄におしかかりながら、月を待つ間のお伽にとて、その坊さんが話すのですが、薗原山の木賊刈、伏屋里の箒木、更科山の老桂、千曲川の細石、姨捨山の姥石なぞッて、標題ばかりでも、妙にあわれに、もの寂しくなるのです。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
┌ふと時をり木賊の蔭を真白き猫耳立ててをどり何の気はひなき(28)┤   └うつつなく木賊にうつる秋日の蝶驚きて立てど何の気はひなき それにうれしいのは、渋く寂びしくなりまさる私の観想の中に、再び忘れられてゐたあの「桐の花」の明るさが目に立つて還つて来たやうなけはひがする。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
掌の紋理の「て」の字が見え初める時から寸々に明るく分々に明るくなって、拇指の膨らみの細紋が見え、指の木賊条の縦の繊いのが見え、次第に指頭の渦巻や流れ紋の見えるまで次第々々に夜が明け放たれて、やがて日がさし昇る。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
木賊は、昔から研磨材として利用されてきた植物だ。
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庭に生えている木賊は、まっすぐに伸びて美しい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
木賊の茎には、微細なガラス質の成分が含まれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア曖昧さ回避

木賊(とくさ) 植物。トクサを参照。 能の演目。四番目物の尉物。木賊 (能)を参照。狂言にも同名の演目があるがストーリーは異なる。 木賊山は祇園祭の山(山車)。

出典: 木賊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0