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来少

らいしょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
市中の中央の極めて好き土地なりしかど、この町は一端のみ大通りに連りて、一方の口は行留りとなりたれば、往来少なかりき。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
朝なお早ければ街はまだ往来少なく、朝餉の煙重く軒より軒へとたなびき、小川の末は狭霧立ちこめて紗絹のかなたより上り来る荷車の音はさびたる街に重々しき反響を起こせり。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
しかしまた元来少しも狂気でないものを、誤って狂気と認定されて今日に至ったものかもしれない。
寺田寅彦 解かれた象 青空文庫
ただ近来少数ではあるがまじめで立派な連句に関する研究的の著書が現われるのは暗夜に一抹の曙光を見るような気がして喜ばしい。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
そうしていると先月以来少しも現われて来なかった物怪が法に懲らされてものを言いだした。
手習 源氏物語 青空文庫
来少し身心の調子が変だ、何だかアル中らしくもある(たゞ精神的に)。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
△木曽路で句作のいとぐちがやうやくほぐれかけたが、飯田で病んでいけなくなつた、そして帰来少しづゝほぐれる。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
しかし寒さじゃない痛さの辛辣さも、先月の雪以来少しは薄らいだようだ。
大杉栄 獄中消息 青空文庫