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一国一城の主

いっこくいちじょうのあるじ
表現名詞
1
標準
head of a household
文例 · 用例
千二百石取りの大身をとらえて、金運なしと空うそぶいたのも然り、富貴栄達の道がないからこそ退屈もしていると言うのに、一国一城の主云々と言ったのも然り。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫
いかさま見様に依っては、その異名のごとくぐずることにもなったに違いないが、しかし、同じぐずりであったにしても、一国一城の主人を向うに廻してのことであるから、まことにやることが大きいと言うのほかはない。
三河に現れた退屈男 旗本退屈男 第五話 青空文庫
皆、円陣をつくって、こちらへ向いて下さいと願っても、一人一人が一国一城の主になりすぎているのです。
林芙美子 新版 放浪記 青空文庫
昔は一国一城の主、しかも西洋の学問に、精通している人間だからね」「だからよ、猿若やりそこない、とっ捕まりゃアしないかな」「なあに妾から云わせると、相手がそういう偉者だから、かえって猿若成功し、帰って来るだろうと思うのさ」玄女には心配がなさそうである。
国枝史郎 南蛮秘話森右近丸 青空文庫
時運にめぐまれれば一国一城の主となることも天下の権力者となることもあながち夢ではない。
坂口安吾 梟雄 青空文庫
門下生にとりまかれて一国一城の主を自覚し愛人に美酒を献じ、愛人の三味の音をたのしみ愛人の手拍子に興を深めつつ詩を吟ずる。
その六 暗い哉 東洋よ 安吾人生案内 青空文庫
歴史の示すところ、いやしくも一国一城の主たるほどの者は、いずれも見識と貫禄において衆に優れるものがある。
北大路魯山人 現代能書批評 青空文庫
これまた一国一城の主たらずんば成し得られない。
北大路魯山人 現代能書批評 青空文庫
作例 · 標準
「たとえこの小さなアパートでも、俺は一国一城の主だからな。」
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社会人になって初めての一人暮らし。今日から僕も一国一城の主だ。
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彼は定年後、書斎を城に見立てて、悠々自適な一国一城の主を気取っている。
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2
標準
feudal lord
作例 · 標準
彼は若くして家督を継ぎ、百万石を領する一国一城の主となった。
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一国一城の主として、領民の生活を守ることが彼の最大の務めだった。
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乱世を生き抜き、彼はついに一国一城の主となる夢を果たした。
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