連鎖劇
れんさげき
名詞
標準
文例 · 用例
軍事連鎖劇キネオラマ、 寒天光のたゞなかに、 ぴたと煙草をなげうちし、上等兵の袖の上、 また背景の暁ぞらを、 雲どしどしと飛びにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
孫の成長とともにすっかり老いこみ耄碌していた金助が、お君に五十銭|貰い、孫の手を引っぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の新派連鎖劇を見に行った帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行きの電車に敷かれたのだった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
豹一の成長と共にすっかり老いこみ耄碌していた金助が、お君に五十銭貰い、孫の手をひっぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の新派連鎖劇を見に行ったその帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行の電車に敷かれたのである。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
孫の成長と共にすっかり老い込み、耄碌していた金助が、お君に五十銭貰い、孫の手をひっぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の連鎖劇を見に行った帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行きの電車にひかれたのだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
酒が呑めて、ツルハシを一寸高く振りかざせば人が驚くし、町の連鎖劇は無料でみられるし、月の出た遠賀川のほとりを、私はこのひろちゃんたちの話を聞きながら帰ったものだった。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
東京連鎖劇一座という長方形の色の褪めた赤い旗が、ペロリと一枚、事務所のような建物の前に垂れていた。
— 若杉鳥子 『旧師の家』 青空文庫
何でも君の今度の連鎖劇が大変受けてゐるらしい。
— 久米正雄 『手品師』 青空文庫
そして単に食ふことの必要上|此処に入つて匿名で連鎖劇を書いてゐた。
— 久米正雄 『手品師』 青空文庫
ウィキペディア
連鎖劇(れんさげき)とは、1つの作品を演劇と活動写真で交互に上演・上映した形式である。主に日本で1910年代半ばに流行した。
出典: 連鎖劇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0