ズブズブ
ズブズブ異読 ずぶずぶ
副詞副詞-と
標準
(sink) deeply (into mud, snow, etc.)
文例 · 用例
低い駒下駄はズブズブはいった。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
……この切っ尖であんたの心臓をヒイヤリと刺しとおして、その血のついた刃先を、すぐにズブズブと妾の心臓に突き刺して死んで終おうと思っているのよ……トテモ気持ちのいい心臓と心臓のキッスよ。
— 夢野久作 『支那米の袋』 青空文庫
手拭を引さいた細紐を帯がわりにして、縞の着物を尻はし折りにした与太者の雑役が、ズブズブに濡らした雑巾で出来るだけゆっくり鉄格子のこま一つ一つを拭いたりして動いている。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
ジメネスが、一年も費ってやっとゆけた道を、俺は、ズブズブ沼土を踏みながら十日で往ってしまったよ。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
「さあみんなの着換と子供の一組ずつここへ入れなさい」リュックに入れて河村に負って貰い、母、友子、文子(一人ずつ子供)わたし、多賀子の順で屋根から出る、畑のところ水は膝の上までズブズブもぐる。
— 一九四五年(昭和二十年) 『日記』 青空文庫
と初七日の晩から女中へおみねの死霊が憑いて、「伴蔵さん、貝殻骨から乳の下へ掛けてズブズブと突きとおされた時の痛かったこと」などといいだす。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
それで、おれはかまわず踏みこんで行くと、三歩と歩かないうちにいきなりズブズブと腰のへんまでぬかった。
— 久生十蘭 『南部の鼻曲り』 青空文庫
間髪をいれずに老人も、鎖に引かれて、これも滑り込むように、ズブズブと足の方から陰険なようすをした泥河の中へはまりこんで行った。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
作例 · 標準
深い雪道に足がズブズブとはまり、一歩進むのにも一苦労した。
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「おっと、そこの地盤は緩いから、ズブズブ沈んじゃうぞ。気をつけて!」
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重機がぬかるんだ工事現場でズブズブと埋まってしまい、救出作業が始まった。
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標準
(thrust) deeply (into a soft object)
作例 · 標準
スポンジケーキにナイフを立てると、何の抵抗もなくズブズブと中まで入っていった。
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「そんな風にズブズブと釘を打ち込んだら、裏側に突き抜けてしまうよ」
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砂浜にパラソルの支柱をズブズブと深く差し込み、風で飛ばないように固定した。
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標準
(involved) too deeply (in a matter, relationship, etc.)
作例 · 標準
彼とあそこの政治団体とは、資金援助を巡ってズブズブの関係にあるという噂だ。
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「一度賭け事に手を出すと、ズブズブと深みにはまって抜け出せなくなるぞ」
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企業と官僚のズブズブの癒着構造を暴くため、記者は数ヶ月に及ぶ取材を続けた。
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標準
drenched
作例 · 標準
大雨の中を走り抜けた後、彼はズブズブに濡れた格好で玄関に立ち尽くしていた。
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「うわっ、靴下までズブズブじゃないか。すぐに着替えてお風呂に入りなさい」
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水たまりに派手に転んでしまい、お気に入りのズボンが泥水でズブズブになった。
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標準
extremely (drunk)
作例 · 標準
昨夜の打ち上げで彼はズブズブに酔っ払い、何を喋ったか全く覚えていないそうだ。
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「ほら、しっかりしろ!ズブズブに酔って千鳥足じゃないか」
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店の前でズブズブに酔い潰れている若者を、警察官が介抱していた。
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