幻辞.com

懸候

懸候
名詞
1
標準
文例 · 用例
「此女の身分世話をも致遣可申心底之処、元来風と所持の一軸の表書を見たるまゝに懇に申懸候迄にて、昨今の事なれば、猶折も可有之と思ひ居候処、女子不幸にして病死、其後右一軸の事申て看病之者等へ尋候へ共、一切分り不申候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
且年若より一日も隙に暮したる事なき身故、何ぞの業を致度候得ども、それもいらぬ事故、念仏を日々の稽古事の様に致し候ゆへ、毎日朝起いたし、夜もはやくは休不申、おこたらぬやうにこころ懸候事。
芥川龍之介 大久保湖州 青空文庫