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一溜まりもなく

ひとたまりもなく
表現副詞
1
標準
easily (beaten, destroyed, etc.)
文例 · 用例
『うゝん』と大将、もう一溜まりもなく目を廻してしまったという筋さ」 と語り終った。
佐々木邦 社長秘書 青空文庫
花袋は、その後「蒲団」や「一兵卒」など自然主義派の見本のような小説を作って、国木田独歩、岩野泡鳴ら同主義の作家と呼応して、自然主義を文壇思潮の主流たらしめ、硯友社その他の既成老衰作家などを、ひとたまりもなく押し流してしまった。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
お弓はひとたまりもなく川へ落ちて水音をたてた。
田中貢太郎 南北の東海道四谷怪談 青空文庫
四個の薪束の重さで、足がよろよろ浮いているところを、崖に墜落して行く馬の手綱にぐっと引かれて、伝平はひとたまりもなく谷底へ伴れて行かれてしまった。
佐左木俊郎 青空文庫
一時のつけ元気で苦しさをまぎらかしたのも、姑息の安を偸んでわずかに頭を休めたのも月末という事実問題でひとたまりもなく打ちこわされてしまう。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
その勢いが余りに激しかったので、おきぬはひとたまりもなく突き倒されて、まばらに閉めてある雨戸に転げかかると、雨戸ははずれた。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
がために、ひとたまりもなくそれは破裂してしまつた。
牧野信一 水車小屋の日誌 青空文庫
そして彼は屡々怒山の実家に、家財横領の目的で闖入するのですが、腕力にかけてはおかくの敵ではなくひとたまりもなくおかくに畳まれてしまふのです。
牧野信一 月あかり 青空文庫
作例 · 標準
圧倒的な戦力差で、敵は一溜まりもなく敗走した。
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不意打ちを受けて、警備員は一溜まりもなく倒された。
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巨大な波に飲まれ、小さな船は一溜まりもなく転覆した。
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一溜まりもなく(ひとたまりもなく) — 幻辞.com