上足
じょうそく
名詞
標準
high retainer
文例 · 用例
地上足の向いて行く三尺ぐらゐ前が目に入るだけになつた。
— 吉江喬松 『霧の旅』 青空文庫
「文化十二年乙亥五月七日、私儀是迄外宅仕罷在候所、去六月中より疝積、其上足痛相煩、引込罷在、種々療治仕候得共、兎角聢と不仕、兼而難渋之上、久々不相勝、別而物入多に而、此上取続無覚束奉存候間、何卒御長屋拝借仕度奉存候得共、病気引込中奉願上候も奉恐入候、依而仲間共一統奉顧上候所、願之通被仰付候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「十二月十九日、私儀去六月下旬より疝積其上足痛相煩引込罷在候而、急に出勤可仕体無御坐候に付、御機嫌之程奉恐入候、依之此上之以御慈悲、御番勤御免被下、尚又保養仕度奉願候所、同月廿五日此度願之趣無拠義被思召、御表医師被仰付候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
また、その上足型自身にも、僕等の想像を超絶しているような、疑問が含まれている。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
その上足痕はすぐに消されるほど吹雪いていた。
— 本庄陸男 『とも喰い』 青空文庫
彼はまた普通世間の人が着ないような茶色の無地の羽織を着て、同じ色の上足袋を白の上に重ねていた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
羅甸語も読めない癖に」「ハハハハ、それで藤さんが帰って来てビールの徳利をふって見ると、半分以上足りない。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
南都の衆徒は源空を法敵として立ち、公家階級もまた「念仏宗の法師|原」を狂僧と認めて、源空の上足を斬り、その徒を獄に投じ、源空らを流罪に処した。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
殿の信頼を一身に受ける上足として、彼は常に最前線で采配を振るった。
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若くして上足の座に就いた彼は、周囲の妬みを実力で黙らせた。
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「上足ともあろう者が、このような不始末をしでかすとは嘆かわしい」
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