犬神
いぬがみ
名詞
標準
evil dog spirit
文例 · 用例
彼らの語るところによれば、或る部落の住民は犬神に憑かれており、或る部落の住民は猫神に憑かれている。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
犬神に憑かれたものは肉ばかりを食い、猫神に憑かれたものは魚ばかり食って生活している。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
彼は犬神の話を持つてゐる。
— 『青空』記事 『青空同人印象記(大正十五年六月號)』 青空文庫
これが江戸じゅうの評判になって、お紺は犬神使いだなどという噂もありましたが、種を割ってみれば今云ったようなわけで、唯その遣り口がめずらしいので、ちょっと世間をおどろかしただけのことですよ。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
もうタネリは小さくなって恐れ入っていましたらそらはすっかり明るくなりそのギリヤークの犬神は水平線まですっかりせり出し間もなく海に犬の足がちらちら映りながらこっちの方へやって来たのです。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
すると犬神はまるでこわい顔をして口をぱくぱくうごかしました。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
」云ったかと思うとタネリはもうしっかり犬神に両足をつかまれてちょぼんと立ち、陸地はずんずんうしろの方へ行ってしまって自分は青いくらい波の上を走って行くのでした。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
すると犬神はぎゅっとタネリの足を強く握って「ほざくな小僧、いるかの子がびっくりしてるじゃないか。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
作例 · 標準
昔話で、人を呪うために犬神が使役されるという恐ろしい話を聞いたことがある。
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その村では、代々犬神を祀ることで、災いを免れてきたと伝えられている。
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ある日、突然飼っていた犬の様子がおかしくなり、まるで犬神に取り憑かれたかのようだった。
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