金敷き
かなしき
名詞
標準
anvil
文例 · 用例
かなしきものまにや、のぞみうしなひ、いつさいより靈智うしなひ。
— 萩原朔太郎 『偏狂』 青空文庫
波宜亭少年の日は物に感ぜしやわれは波宜亭の二階によりてかなしき情感の思ひにしづめり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
おのが心も魂も、忘れはて棄て去りて悪酔の、狂ひ心地に美を索むわが世のさまのかなしさや、おのが心におのがじし湧きくるおもひもたずして、人に勝らん心のみいそがはしき熱を病む風景ばかりかなしきはなし。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
それよかなしきわが心いはれもなくて拳する誰をか責むることかある?
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
猫を飼はゞ、その猫がまた争ひの種となるらん、かなしきわが家。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
もとより、これは諷刺に非ず、格言に非ず、一篇のかなしき物語にすぎず、されど、わが若き二十代の讀者よ、諸君はこの物語讀了ののち、この國いまだ頑迷にして、よき通事ひとり、好學の白石ひとりなきことを覺悟せざるべからず。
— 太宰治 『「地球圖」序』 青空文庫
」 友はみな、僕からはなれ、かなしき眼もて僕を眺める。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
ああ、けれども友は、ただかなしき眼もて僕を眺める。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
作例 · 標準
職人は真っ赤に熱した鉄を金敷きの上で力強く叩いた。
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博物館には、古い鍛冶屋で使われていた金敷きが展示されていた。
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金敷きから響く金属音は、村に活気を与えていた。
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彼の家業は代々続く鍛冶屋で、庭には大きな金敷きが置かれている。
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