流れ下る
ながれくだる
動詞-五段-ラ行
標準
to flow down
文例 · 用例
その音と、龍頭を流れ下る水の音とが、森閑とした眞夏の暑い沈默を靜かに破つた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
それは偶然規則的な図案になって大河底を流れ下る氷の渦紋のようにも見えた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
おのれは竿を肩にし、弟は食料を提げ、父上はを持ち玉ひつゝ、折と見ゆる中を、篝火焚きつゝいと長き筏の流れ下るさまなど、画にも描くべくおもしろし。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
さうして甘酸ゆい燐光の息するたびに、あをあをと眼に沁みる螢籠に美しい仮寝の夢を時たまに閃めかしながら、水のまにまに夜をこめて流れ下るのを習慣とするのである。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
熔けたる巖の山腹を流れ下るさま、血の創より出づる如し。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
直立せる火柱はその幹、火光を反射せる殷紅なる雲の一群はその木の巓、谷々を流れ下る熔巖はその闊く張りたる根とやいふべき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われはその何人なるを知らねども、姑く共に語らばやとおもひて、ヱズヰオの山の噴火の事を説き、その熔巖の流れ下る状など、外より來るものゝ目を驚かす由を云ひたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
巓よりは黒烟を吐き、半腹を流れ下る熔巖の上には濃き蒸氣|簇れり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
山の湧き水が、小川となって谷を流れ下る。
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豪雨の後、泥水が勢いよく坂道を流れ下った。
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彼の目から一筋の涙が、静かに頬を流れ下った。
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