プチブルジョア
プチブルジョア異読 プチ・ブルジョア
名詞
標準
petit bourgeois
文例 · 用例
連句はその末流の廃頽期に当たって当時のプチブルジョア的有閑階級の玩弄物となったために、そういうものとしてしか現代人の目には映らないことになった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
資本主義政府の下で、縦令ば一個所や二個所で共産組織をしたところで、それは直ぐ又資本家に喰ひ入られて終ふか、又は私が寄附した土地をその人達が売つたりして、幾人かのプチブルジョアが多くなる位ゐの結果になりはしないか。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
すると、この代表的プチブルジョア趣味の三十六歳の女性は、――ああ猫はすきなんですよ、青い草。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
だから現代学生は、単に彼等の現在の身分が事実上ブルジョア乃至プチブルジョア(結局ブルジョアジー)にぞくしているばかりではなく、更に少なくとも名義上将来に於ても益々この所属を強調することになる筈の、ブルジョア社会の幹部候補生なのである。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
実際上ブルジョア乃至プチブルジョアの子弟から夫がなっているばかりではなく、名目上から云っても、ブルジョア社会幹部の候補者として、社会秩序の上で一定の地位を占めているのが学生乃至学生層であった。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
こうした一種の候補生としての学生の位置の自由は、学生各個の生活を保証しているブルジョア又は相当高級なプチブルジョアにぞくする父兄によって、保証されているのである。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
と云うのは、単なる集団にすぎなかった学生社会は、之によってブルジョア学校内部に於ける学生組織に転化し、そして又例えば学生運動の形態などを通して、学生各個はそのブルジョア的乃至プチブルジョア的な家庭から独立に、その結果を持ちよりながら学生組織に再び立ち帰って来るのである。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
現代学生層はだから、その成素が一応ブルジョア又はプチブルジョアの子弟であったにせよ、又集団としては中間的インテリゲンチャに一応ぞくしたにも拘らず、丁度婦人の場合と同じように批判された身分として一つの社会身分にまで結成し、又そう結成することによって益々無産者と同様な性格を持った身分へまで育って行く。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
作例 · 標準
郊外に一戸建てを持ち、週末はゴルフに出かけるという絵に描いたようなプチブルジョア家庭で育った。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
彼の小説の主人公は、都会で働く孤独なプチブルジョアの知識人として描かれている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
労働者階級の視点から見ると、彼らの抱える悩みはいかにもプチブルジョア的な甘えに映った。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview