幻辞.com

天文方

てんもんかた
名詞
1
標準
Edo-period office in charge of compiling the traditional calendar, astronomical measurements, surveying, translating Western books, etc.
文例 · 用例
彼れは幕府天文方の吏として世に知られざる生涯を送りしかども、彼れが養ひ得たる数学的脳髄は田口君が解剖的組織的の天才となりて明治の時代に称讃せらるゝに至りぬ。
山路愛山 明治文学史 青空文庫
余が君を以て天文方の子なりとせしこと、君が母氏の榎本氏に行ことを否みたりと云ふ二事は余が静岡に在りし頃家大人の談話に聞きたり、故に信じて書けり。
山路愛山 明治文学史 青空文庫
向かい合っている二人の武士、一人は島津太郎丸、一人は上名古屋の密林で、天文を見ていた高雅の老人、これぞその時代|扶桑第一、天文暦数の大儒者として、吉宗将軍の寵を受け、幕府天文方の総帥となった、求林斎西川正休である。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
それにさ幕府の天文方が、ヒョコヒョコこんな名古屋あたりへやって来るとは、不思議だなあ」やや怪訝そうに訊いたものである。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
此奴は幕府の天文方、此奴に本心を見破られた以上、幕府有司の連中に、告げ口されると思わなければならない。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
恭しく道人へ一礼すると、「私|事は西川正休、幕府に仕えて天文方、お見知り置かれくださいますよう」グルリと西川正休、太郎丸を一|睨したものである。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
邪心お恥じなさるがよろしい」それから改めて西川正休、薬草道人へ一礼したが、「ええ先刻も申しました通り、私事は西川正休、いささか天文の学を学び、幕府に仕えまして天文方、お見知り置かれくださいますよう」「おおさようか、求林斎殿で、お名前とくより存じております」道人の挨拶も慇懃であった。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
これを一方からいふと文字と言葉の不通が媒ちしたものでもあるが、この悲劇はガロウニンから幕府天文方馬場佐十郎、足立左内らを通じて、ロシヤ語が日本に傳へられる機縁となつたし、嘉永年間の渡來に先だつて、種痘法がはじめて日本人の知識となる機縁ともなつた。
徳永直 光をかかぐる人々 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、天文方は幕府の重要な機関であった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
天文方の役人は、暦の作成や測量に携わった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
天文方は、西洋の学問を日本に導入する役割も担っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash