遮那
しゃな
名詞
標準
Mahavairocana (Bodhisattva)
文例 · 用例
その作り方は、土龍、井守、蝮蛇の血に、天鼠、百足、白檀、丁香、水銀郎の細末をまぜて……」 そんな陰謀があるとは、知らぬが仏の奈良の都へ、一足飛びに飛んだ佐助は、その夜は大仏殿の大毘盧遮那仏の掌の上で夜を明かした。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
五丈三尺五寸の大毘盧遮那仏。
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
『大毘盧遮那加持経』に、人の諸心性を諸動物に比べた中に、広大なる資財を思念するを竜心と名づけた。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
支那で馬に因んで驚駭と書き『大毘盧遮那加持経』に馬心は一切処に驚怖思念すとあるなど驚き他獣の比にあらざるに由る。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
あとをつけ來る車夫、春日にや供せんなどいへど、先づ大佛へ行けとて、再たび毘盧遮那佛を拜しぬ。
— 内藤湖南 『寧樂』 青空文庫
※廬遮那如来、北方不空成就如来、西方無量寿仏、十万世界一切の諸仏、各々本尊を貌して、光焔を発し、一切罪を焚焼して、幼君の息災を垂れ給え」 それは、人間の声でなく、人間のもっている精神力の音であった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
かうして對ひあつて居る主人の顏なり、姿なりが、其まゝあの廬遮那ほとけの俤だ、と言つて、誰が否まう。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
かうして對ひあつて居る主人の顏なり、姿なりが、其まゝあの盧遮那ほとけの俤だ、と言つて、誰が否まう。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
作例 · 標準
仏教寺院の本尊として、真言密教の根本仏である大日如来(遮那仏)が安置されている。
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胎蔵曼荼羅の中央に描かれるのは、宇宙の真理を一身に体現する遮那如来の姿である。
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「このお寺の仏像、ものすごく荘厳だね…!あ、これは遮那仏様じゃないか」と、参拝客は静かに呟いた。
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