漕ぎ上がる
こぎあがる
動詞
標準
文例 · 用例
落葉を浮かべて、ゆるやかに流るるこの沼川を、漕ぎ上る舟、知らずいずれの時か心地よき追分の節おもしろくこの舟より響きわたりて霜夜の前ぶれをか為しつる。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
一本、二本、三本、五本、十本――」 八五郎の言葉通り、静かに漕ぎ上る船が、丁度土手の桜の二十六本目のところへ来ると、二、三人の男が鋤まで持ち出して、その桜の木のあたりを、せっせと掘っているのが、川からもよく見えるのです。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫