鋭角的
えいかくてき
形容動詞
標準
angular
文例 · 用例
鋭角的な輪廓、よく通った鼻筋、広い額、が、その冷たさに触れてかえって心が温まると思われる様な感じを起させるのだったが、唯一つ、少し上にむくれている上唇が、可憐に見えた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
彼が持つ精鋭なる武器、斬新なる技巧と鋭角的な機知をさげて立ち現われると我々はそれだけでまず圧倒されてしまう。
— 伊丹万作 『ルネ・クレール私見』 青空文庫
名を忘れたけれども二人の女優のどちらもカスリン・ヘップバーンをもっと鋭角的に直線的に削ったような顔だちであった。
— 宮本百合子 『昨今の話題を』 青空文庫
空気が凝結したような、物の影の鋭角的にくっきりした美しい夜である。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
コップは石畳に砕け、細片はギラギラと鋭角的な光を投げて転がった。
— 蘭郁二郎 『古傷』 青空文庫
田舎源氏に立ち身の容色の完璧だつたこと――度々して一つの定型の感じすらあつた羽左衛門の光氏すら、彼のと見比べると、顔の中から鋭角的なものが飛び出して来て、変に心に触れて、安らかでなかつたものだつた。
— ――中村魁車を誄す―― 『街衢の戦死者』 青空文庫
討幕薩長同盟いらいの向英一辺倒が鋭角的に突如向米一辺倒に転換するのは、私の考えでは、明治三年五月下旬のことである。
— 服部之総 『黒田清隆の方針』 青空文庫
志ん生の噺にたいする一家言はなかなか鋭角的で、半歩も他に譲らないきびしいものをもっている。
— 正岡容 『随筆 寄席囃子』 青空文庫
作例 · 標準
彫刻家は、シャープで鋭角的なラインで作品を構成した。
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彼女のデザインは、鋭角的なモチーフを多用している。
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議論は次第に鋭角的になり、一歩も譲らない構えを見せた。
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彼の発言は、常に鋭角的で核心を突いていた。
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