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不知火

しらぬい異読 しらぬひ
名詞頻度ランク #39549 · 青空 177
1
標準
phosphorescent light
文例 · 用例
時ならぬに、木の葉が散って、霧の海に不知火と見える灯の間を白く飛ぶ。
泉鏡花 露肆 青空文庫
花片を憐るよ、蝶の翼で撫づるかと、はら/\と絹の手巾、輕く拂つて、其の一|輪の薔薇を抽くと、重いやうに手が撓つて、背を捻ぢさまに、衝と上へ、――坂の上へ、通りの端へ、――花の眞紅なのが、燃ゆる不知火、めらりと飛んで、其の荒海に漾ふ風情に、日向の大地に落ちたのである。
泉鏡太郎 艶書 青空文庫
しばらくして、その半眼に閉じた目は、斜めに鳴鶴ヶ|岬まで線を引いて、その半ばと思う点へ、ひらひらと燃え立つような、不知火にはっきり覚めた。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
珊瑚が散つて、不知火を澄切つた水に鏤めたやうである。
泉鏡太郎 番茶話 青空文庫
……黒の絽縮緬の裾に、不知火のちら/\と燃えるのに……水淺葱の麻の葉の襟の掛つた裲襠だとさ。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
切符を買つて、改札口を出て、精々、着た切の裾へ泥撥を上げないやうに、濡れた石壇を上ると、一面雨の中に、不知火の浮いて漾ふ都大路の電燈を見ながら、横繁吹に吹きつけられて、待合所の硝子戸へ入るまで、其の割に急がないで差支ぬ。
泉鏡太郎 大阪まで 青空文庫
この、しょびたれた参詣人が、びしょびしょと賽銭箱の前へ立った時は、ばたり、ばたりと、団扇にしては物寂しい、大な蛾の音を立てて、沖の暗夜の不知火が、ひらひらと縦に燃える残んの灯を、広い掌で煽ぎ煽ぎ、二三|挺順に消していたのである。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
と見ると、雲の黒き下に、次第に不知火の消え行く光景。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
作例 · 標準
遠い沖合に、不知火が揺らめいて見えた。
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昔の漁師は、不知火を見て航海の安全を祈ったという。
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不知火の現象は、神秘的で美しい。
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2
標準
shiranui (Citrus reticulata Shiranui)
作例 · 標準
この不知火は、甘くてジューシーでとても美味しい。
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冬になると、不知火がスーパーに並ぶのが楽しみだ。
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不知火の独特な形が、とても可愛らしい。
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ウィキペディア曖昧さ回避

不知火(しらぬい、しらぬひ)

有明海・八代海にまつわるもの
交通・乗物
相撲
その他
  • シラヌヒ清見にポンカンを交配して育成した柑橘類。条件を満たした一部果実は「デコポン」という商標名で販売されている。
  • 不知火 (プロレス技)プロレス技のひとつ。 ⇒ DDT (プロレス技)#リバースDDT、丸藤正道#フィニッシュ・ホールド
  • 不知火 (A・A・アタナジオの小説)クトゥルフ神話作品。
  • 不知火鉱熊本県下益城郡美里町で発見された日本産新鉱物。
キャラクター
その他のフィクションの事物
  • 炎の呼吸 壱ノ型 不知火漫画『鬼滅の刃』の登場人物・煉󠄁獄杏寿郎が使う技の一つ。
  • 不知火漫画『天使禁猟区』に登場する日本刀、打刀。
  • 不知火建設ホロライブプロダクションに所属するバーチャルYouTuberからなるユニット。
出典: 不知火 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0