とっ捕まえる
とっつかまえる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to catch
文例 · 用例
と、呟いて、また考え込んで、 ――それにしても、妙だねえ、おいらをとっつかまえるのでもなく、わざわざ逃がしてくれたのはどういうものだ?
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
退路を断たれた野良猫は周章|狼狽逃げまわる、よし心得たりと弥之助は徐ろにそれをとっつかまえる手段を講じ、それから笊を楯にステッキを獲物にこの野良猫を相手に大格闘が始まるのである。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
それでぼくは現場をとっつかまえるつもりで、そっと跫音をしのばせて階段を上った。
— 山川方夫 『お守り』 青空文庫
いまの道化師を、とっつかまえるんだ。
— 江戸川乱歩 『透明怪人』 青空文庫
ほんとうにその夫に向って、何歩が「近い」の終りであるか、何歩から「遠い」が始まるのか、それを言える女房があったら、ご亭主をその境目でとっつかまえるがよかろう。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫