立て並べる
たてならべる
動詞
標準
文例 · 用例
根から刈って十本くらいを一株になるようにしばり合せて三角形にひらいて立て並べる。
— 高村光太郎 『山の秋』 青空文庫
それを通さじと、防ぎに馳せ向った蜀軍は、第一回にまず撃攘をうけ、第二回に衝突した廖化、王平などの軍勢も、ほとんど怒濤の前に手をもって戸を立て並べるが如き脆さでしかなかった。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
「楯たつ」は、楯は手楯でなくもっと大きく堅固なもので、それを立てならべること、即ち軍陣の調練をすることとなるのである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
支度は一月も前から手廻しされているが、重喜の身の廻りの物を運ぶ侍女たちや、潮除けの幔幕を張りめぐらす者や、櫂をしらべる水夫楫主、または朱塗の欄の所々に、槍お船印の差物を立てならべる侍などが、事俄かのように目を廻している。
— 上方の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫