想像に任せる
そうぞうにまかせる
表現動詞-一段
標準
to leave to one's imagination
文例 · 用例
しかし、象牙の塔のガラス窓の中から仮想ディノソーラス「ジャーナリズム」の怪奇な姿をこわごわ観察している偏屈な老学究の滑稽なる風貌が、さくら音頭の銀座から遠望した本職のジャーナリストの目にいかに映じるかは賢明なる読者の想像に任せるほかはないのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
』私と二名の水兵とは、餘りのしく、また、如何なる談話のあつたかは只諸君の想像に任せるが、茲に一言記して置かねばならぬのは、此大輕氣球の事である。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
中禪寺へ着いたなと思ふ間もなく、華嚴の瀧の上流である湖尻の川にかゝつてゐる橋を渡ると、周圍七里の一大湖は眼前に開けたが、霧が來去するので何程の濶さがあるか朦朧として、たゞ人の想像に任せるものとして見えたのも却つて興があつた。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
東京郊外、川向うの深川、本所、向島、亀井戸あたりの暗から暗に続く木立の中や、バラックの空隙がどんな状態であったかは読者の想像に任せる。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
「諸君のあらゆる想像に任せる!
— 牧野信一 『まぼろし』 青空文庫
読者銘々の想像に任せるより外はない。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
火事を直接詠ぜず、青柳の枝を表に出して悲惨事は之を人の想像に任せる、悪に堪へぬ作者の手法であるが、印象は相当はつきり出てゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
これは読者諸君の想像に任せるより外はない。
— 岸田國士 『演劇一般講話』 青空文庫
作例 · 標準
物語の結末は読者の想像に任せることにした。
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この絵の解釈は、鑑賞者の想像に任せるという意図がある。
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事件の真相は、皆さんの想像に任せるしかないね。
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