脳病院
のうびょういん
名詞
標準
madhouse
文例 · 用例
その時民子は妊娠九カ月であり、戦死と聞くと瞬間激しい衝動にうたれてにわかに逆上し、心神を喪失して脳病院に担ぎこまれ、そこで流産したきり、三年たらずもの歳月を送り、やっと正常に還った時には、内輪であった彼女の性格も一変していた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
もし、これが全部事実だったら、そうして僕がこのひとの友人だったら、やっぱり脳病院に連れて行きたくなったかも知れない」「あのひとのお父さんが悪いのですよ」 何気なさそうに、そう言った。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
人を、いのちも心も君に一任したひとりの人間を、あざむき、脳病院にぶちこみ、しかも完全に十日間、一葉の消息だに無く、一輪の花、一個の梨の投入をさえ試みない。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
見よ、あくる日、運動場に出ずれば、蒼き鬼、黒い熊、さながら地獄、ここは、かの、どんぞこの、脳病院に非ずや。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
私営脳病院のトリック。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
私は、この律法を守って、脳病院にぶちこまれた。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
一、昭和十一年十月十三日より、ひとつき間、東京市板橋区M脳病院に在院。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
京子は発病当時暫く居た脳病院の記憶が非常に嫌なものであるらしい。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
作例 · 標準
かつて、精神疾患の患者は脳病院に収容されていた。
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その古い建物は、元は脳病院として使われていたそうだ。
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彼は脳病院での治療を経て、社会復帰を目指している。
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