説論
せつろん
名詞
標準
文例 · 用例
(実に或る意味からみて、本書は一種の小説論でさえある。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
乱麻を焼き切る 小説論が、いまのように、こんぐらかって来ると、一言、以て之を覆いたくなって来るのである。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
これをゾラが小説論とす。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
「今僕が、その『金色夜叉』通俗小説論を持ち出したのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
モウパツサンが『小説論』の中で、客観派と心理派と二つにわけて言つてゐるが、それで見ると内面と外面との描写は、矢張フランスあたりでもやかましく言はれてゐるものと見える。
— 田山録弥 『J. K. Huys Mans の小説』 青空文庫
モウパツサンがフロオベルの『感情教育』を評した言葉と、『小説論』の中にある一節とを並べて読んで見ると、その間の消息――描写の方法などにそれと点頭かれて来る。
— 田山録弥 『J. K. Huys Mans の小説』 青空文庫
一 エミイル・ゾラは、有名な「実験小説論」の冒頭で次のやうにことはつてゐる。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
かつ坪内君は同時に小説論をしばしば書いた。
— ――坪内逍遥―― 『明治の文学の開拓者』 青空文庫