凹型
おうがた
名詞
標準
文例 · 用例
やがて鉛が冷却するのを待つて、裏がへしてみると、目貫の象嵌は凹型になつてハツキリと鉛に轉刻されてゐるので、昌造は大聲を發して家人をよんだといふ話――である。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
鑄型の底には横にねかした凹型、つまり雌型の字母があつて、柄杓で溶かした鉛をすくつて流し込み、冷却を待つて、抱き合せの鑄型を割つてとりだし、活字の底部を鉋で削つて、一定のたかさにそろへる――といふのである。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
醜悪な巨石時代様式に則った暗い花崗岩の石組が、凸型に湾曲した頂面の上に凹型の底面がぴったり嵌る形で上に延びていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
他の大岩と異なり、これは完璧な方形に切り出され、凸型の面も凹型の面もなかった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫