直衣姿
のうしすがた
名詞
標準
文例 · 用例
車の人は直衣姿で、随身たちもおりました。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
いつも狩衣姿をしていた明石時代でさえも美しい源氏であったのが、恋人に逢うがために引き繕った直衣姿はまばゆいほどまたりっぱであった。
— 松風 『源氏物語』 青空文庫
日の暮れ時のほの暗い光線の中では、同じような直衣姿のだれがだれであるかもよくわからないのであったが、源氏は玉鬘に、「少し外のよく見える所まで来てごらんなさい」 と言って、従えて来た青年たちのいる方をのぞかせた。
— 常夏 『源氏物語』 青空文庫
院の御孫にあたる小さい人たちが美しい直衣姿をして吹き合わせる笛の音はまだ幼稚ではあるが、有望な未来の思われる響きであった。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
その直衣姿は清楚で、背が高くりっぱに見えた。
— 柏木 『源氏物語』 青空文庫
皆軽い直衣姿であったのが下襲を加えて院参をするのであった。
— 鈴虫 『源氏物語』 青空文庫
若君が御所へ上がろうとして直衣姿で父の所へ来た。
— 紅梅 『源氏物語』 青空文庫
中門をはいって行くと、そこには自身と同じ直衣姿の人が立っていた。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫