したり顔
したりがお
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #43301 · 青空 108 例
標準
self-satisfied look
文例 · 用例
世のおとなたちは、織田君の死に就いて、自重が足りなかったとか何とか、したり顔の批判を与えるかも知れないが、そんな恥知らずの事はもう言うな!
— 太宰治 『織田君の死』 青空文庫
時々西洋へ出かけて目新しい機械や材料を仕入れて来ては田舎学者の前でしたり顔にひけらかすようなえらい学者でノーベル賞をもらった人はまだ聞かないようである。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
人の書いた立派な著書の中から白玉の微瑕のような一、二の間違いを見付けてそれをさもしたり顔に蔭で云いふらすのなどもその類であるかもしれない。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
「アー、そんなものは君、もう二十年も前にドイツの何某が試みて失敗したものだよ」といったようなことをしたり顔に云って他人の真面目なそうして実際はかなり有望な独創的研究をあたまからけなしつけるようないわゆる大家も決して珍しくはない。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
こなたはしたり顔に附入りぬ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
」ゆきさんは、その部屋の襖をあけ、したり顔して落ちついた。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
と、したり顔して教える苦労人が多いけれども、私は、そうでないと思う。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
渡瀬はしたり顔に一度首をかしげると、堅く腕を胸高に組合せて霜の花でもちらちら飛び交わしているかと冴えた寒空の下を、深く考えこみながら、南に向いてこつりこつりと歩いていった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
「テストで満点を取った彼は、先生の前でばかりでなく、友達の前でもしたり顔をしていた。」
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「わざと難しい問題を解いてみせた後、彼はしたり顔で「どうだ?」と言わんばかりの表情をした。」
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「宝くじに当たったわけでもないのに、彼はいつもしたり顔で、まるで自分が一番賢いかのように振る舞う。」
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