擦り替える
すりかえる
動詞
標準
文例 · 用例
そうして擦り替えるが早いか、彼等は直ちに風を喰って逃げてしまい、出資者だけは、タンクを見張って贋の金貨が軟くなる日を待って居るのである。
— 小酒井不木 『錬金詐欺』 青空文庫
あいつらは巧くすり変えるからね」 私は又不安を感じて来た。
— 甲賀三郎 『急行十三時間』 青空文庫
ただ、男の目の届かぬ場所で、ケースの中味をすり変える為だ。
— 江戸川乱歩 『吸血鬼』 青空文庫
「落馬した時に変らず、道中で変らなければ、旦那がちょっと眼を離した時、――お嬢様が御手伝いをして着換えをしている時、隣の部屋でお前さんが摩り替えるより外に変りようがないではないか。
— 名馬罪あり 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「馬は耳へ水を入れられると死ぬ、お前は折を狙って『東雲』の耳に水を入れ、馬のお上手でない相沢様を落馬させて、御墨付の文箱を摩り替えるつもりだったろう。
— 名馬罪あり 『銭形平次捕物控』 青空文庫