一炊の夢
いっすいのゆめ
表現名詞
標準
empty dream
文例 · 用例
民子は一炊の夢も結ばず。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
自から稱す、汽車の通ぜざりし頃は、車夫を業とし、東京まで二日半にて走りつき、得たる賃錢を紅樓に一擲して豪遊せしも、すでに一炊の夢に歸しぬ。
— 大町桂月 『常磐の山水』 青空文庫
苗木城の客分になった事も、ようやく雲助の足を洗って苗木城中浪人組のその一人に加わって天晴れ一働きと思った時坊主之助と名を宣る玄斎とかいう入道に惜しいところで遮られたのも今から思えば一炊の夢のほんの一|時の栄華であった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
……かしこ過ぎて、ここ現実の園に戻り来れば、何事もみなはかなき一炊の夢だ。
— 加藤道夫 『なよたけ』 青空文庫
作例 · 標準
あれほど栄華を誇った一族も、今となっては一炊の夢のようだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
若き日の野望も、振り返れば一炊の夢に過ぎなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
権力を手にした彼の人生は、結局のところ一炊の夢だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro