瀛
瀛
名詞
標準
文例 · 用例
若くして禅学に達し、聖福寺の東瀛禅師、建仁寺の黙雷和尚に参し、お土産に宝満山の石羅漢の包みを提げて行って京都の俥屋と、建仁寺内を驚かした。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
翁も例によって御供をして荒戸の埠頭から新造の黒田藩軍艦|環瀛丸に乗り、十三日東京着。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
東瀛禅師に参禅し南坊流の茶道を究め南坊録を全写し大乗寺山内の居に茶室を営まれ候。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
」 そしてひたすら空の滄瀛へ眼を挙げてゐるピピアスの娥々たる画像に私は見惚れた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
『宋史』瀛國公本紀の景炎元年(西暦一二七六)十一月の條に、蒲壽庚提擧泉州舶司。
— 桑原隲藏 『蒲壽庚の事蹟』 青空文庫
『明史』『明一統志』を始め『瀛涯勝覽』『星槎勝覽』等一概に天方と稱して、殆ど自餘の名稱を使用せぬ。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
秀でては不二の岳となり巍々千秋に聳え注いでは大瀛の水となり洋々八州をめぐる…… 案によって微吟し、そぞろに鬱懐をやるの体。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
|望用何愁晩|求名漸得寧|雲梯終有望|帰路入蓬瀛「君ちゃん」 お銀様はお君を呼ぶのに君ちゃんと言ったり、お君と言ったり、またお君さんと言ったり、いろいろであります。
— 伯耆の安綱の巻 『大菩薩峠』 青空文庫