仰せられる
おおせられる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to say
文例 · 用例
そこで庄屋殿が例えば「狸」と仰せられると加八は一同の顔色を注意深く観察して誰が「狸」であるかを観破するために云わば読心術の練習のようなことをする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
脱落もあるめえが、何ぞ一品、別の肴を見繕ってよ、と仰せられる。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
」ときくと、しもべは、「鳥山鳥右ヱ門様と仰せられる。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
「吉良殿には、奇怪至極なことを仰せられるものじゃ、御主君には、信親殿の討死を御歎きの余り、せめてその姫君を千熊丸の御内室にして、それを忘れたいとの御心でございますぞ、それをお考えなさらずに、彼れ此れと申さるるは、第一御不孝の所業かと思われます」 親信も負けてはいなかった。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
信長、左様に仰せられるのなら、朝倉勢を引き受けて貰いたい。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
(そうだ、勝山さん煽いでお上げ、)とお夏が直に命を奉ぜぬのを、歌詠の大人は寛仁大度、柔かに教えるがごとく仰せられる。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
「お返事はどう書きましたらよろしゅうございましょう」「しばらく逢わないでも私は恋しいのであるから、遠くへ行ってしまったら、どんなに苦しくなるだろうと思うとお書き」 と宮は仰せられる。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
何の上にも光というものがなくなった気がする」 と仰せられるのであった。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
例句