理觀
りかん
名詞
標準
contemplation of principle
文例 · 用例
實に詩人といふためには、彼の作品は(その二三のものを除いて)あまりに客觀的、合理觀的、非情熱的、常識主義的でありすぎる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
夢と動物愛 動物の情緒(悲哀や、喜悦や、恐怖やの感情)が、いかに生々しく強烈なものだといふことを、夢の經驗によつて推測するところの人々は、彼等の畜類に對して、自然に同情と理解をもつようになり、基督教的の倫理觀から、動物愛護主義者になる。
— 萩原朔太郎 『夢』 青空文庫
ボロを出さないことを最高善と信じる習慣から生れる卑屈な倫理觀。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
以上三者のいづれにも神秘の面影は存じて居るが、エメルソンは無理にも、神秘の眞中を沈着な哲理觀を以つて引き締めて居るのだ。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
渠が形式といふのは、まだ音樂では滿足が出來ないで、その跡へ意志絶滅の倫理觀を以つて來る前提であるから、渠の所謂音樂説では、かの別にまた神や、主義や、目的を求める論者と同樣、まだ最終無上の藝術は見えないのである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
併し、ソークラテースも、亦各個人の理性には眞理の萠芽を胚胎して居る、之を開發すれば萬人に共通の普汎的の實踐上の標凖を發見することが出來ると見て、其出發點に於ける懷疑的態度を棄てゝ積極的の倫理觀を立てんと試みて居る。
— 朝永三十郎 『懷疑思潮に付て』 青空文庫
人はしばしば、作品の樞軸をなす世俗的な倫理觀を問題とする習慣だけを肯定してゐるが、強度の封建性の上に根をおろしてゐる物語的要素に、今日なほ且つ隨喜の涙を流してゐる觀衆はほとんど一人もあるまい。
— ――忠臣藏は何故流行するか―― 『生きている忠臣藏』 青空文庫
山の宿屋というものを、思わせる「糸屋」と看板を出した旅籠屋には、椽側に紡車を置きっ放しにして、ひっそりかんとしている、馬車はここで停まった。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
作例 · 標準
禅の修行では、座禅を通じて理観を深め、悟りを開くことを目指す。
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彼は瞑想によって理観を磨き、物事の本質を見抜く力を養った。
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古代の賢者たちは、理観をもって宇宙の真理を探求した。
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