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鬻ぐ

ひさぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞
1
標準
to sell
文例 · 用例
茶めし餡掛、一品料理、一番高い中空の赤行燈は、牛鍋の看板で、一山三銭二銭に鬻ぐ
泉鏡花 露肆 青空文庫
…… さてここに、膃肭臍を鬻ぐ一漢子!
泉鏡花 露肆 青空文庫
蓋し神州の臣民にして情を醜虜に鬻ぐもの、俗に洋妾と称うるはこれなり。
泉鏡花 金時計 青空文庫
二時さがりに松葉こぼれて、夢覺めて蜻蛉の羽の輝く時、心太賣る翁の聲は、市に名劍を鬻ぐに似て、打水に胡蝶驚く。
泉鏡太郎 五月より 青空文庫
侍女一 近頃は、かんてらの灯の露店に、紅宝玉、緑宝玉と申して、貝を鬻ぐと承ります。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
宮の入口に、新しい石の鳥居の前に立った、白い幟の下に店を出して、そこに鬻ぐは何等のものぞ。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
爺や茶屋は、翁ひとり居て、燒酎、油、蚊遣の類を鬻ぐ、故に云ふ。
泉鏡花 逗子だより 青空文庫
魚蝋の烟を風のまにまに吹き靡かせて、前に木机を据ゑ、そが上に月桂の青枝もて編みたる籠に貨物を載せたるを飾りたるは、肉|鬻ぐ男、果賣る女などなり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
作例 · 標準
彼は借金返済のために、長年大切に保管していた家財道具をすべて鬻いでしまった。
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冬の冷たい風が吹く街角で、小さな花束を鬻いでいる少女の姿が痛々しかった。
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自らの信念を曲げてまで知識を鬻ぐことを拒み、彼は清貧な生活を貫いた。
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