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来酒

らいしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
来酒好きの老人なのでそのまま居坐っていかにも浸み込むように飲む。
岡本かの子 バットクラス 青空文庫
来酒は嫌な上に女の情というものを味う機会がなかったので彼は唯働くより外に道楽のない壮夫であった。
長塚節 太十と其犬 青空文庫
しかし趙は元来酒を飲まないので、余り多くは語らず笑わず、行儀よく控えていると、夜の二更(午後九時―十一時)ごろに人びとはみな酔い疲れて眠りに就いた。
白猿伝・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
先生は元来酒量に乏しい人であった。
夏目漱石 こころ 青空文庫
苦沙弥先生元来酒は飲めないのだよ。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
先ず第一に私の悪い事を申せば、生来酒を嗜むと云うのが一大欠点、成長した後には自からその悪い事を知ても、悪習|既に性を成して自から禁ずることの出来なかったと云うことも、敢て包み隠さず明白に自首します。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
そうまで思いつめなくてもよさそうなものだが、私はそれ以来酒井君に圧迫を感じだした。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
老母おなかは元来酒を嗜む所に、近年は痰が起つて夜分眠られぬ。
木下尚江 政治の破産者・田中正造 青空文庫