人面
じんめん
名詞
標準
human face
文例 · 用例
……扉浅うして、然も暗き奥に、一|個人面蛇体の神の、躯を三|畝り、尾と共に一|口の剣を絡うたのが陰影に立つて、面は剣とゝもに真青なのを見た時よ。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
この一センチメートル三角ぐらいの鉄片は、言わば「やましき良心」のごとく、また因果の「人面瘡」のごとく至るところにつきまとって私を脅かすのであった。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
何だね人面白くも無い。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
おい、船の胴腹にたかって、かんかんと敲くからかんかんよ、それは解せる、それは解せるがかんかん虫、虫たあ何んだ……出来損なったって人間様は人間様だろう、人面白くも無えけちをつけやがって。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
「誰か友だちを呼んで見せて、人面疽が出来たと巫山戯てやろう」鼈四郎が辞んでも彼は訊入れなかった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
隻眼を眇にして睨みながら哄笑している模造人面疽の顔は、ずった偶然によって却って意味を深めたように思えた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
廿日、己卯、今日仰下されて云ふ、京進の貢馬のことは、其役人面々に、逸物三疋を以て、兼日用意せしめ、見参に入る可し、選び定むることは、御計ひ有る可きなりと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
何よりも僕の考えていることは、友人面をしてのさばりたくないことだ。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
その仮面は、精巧な人面を模して作られていた。
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人面犬という都市伝説が流行した時期があった。
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岩に自然にできた模様が、まるで人面のように見えた。
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