磨り臼
すりうす
名詞
標準
文例 · 用例
里に出て宿を取るときには、逃亡を怖れて老夫婦に磨り臼を背負わせた。
— ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況―― 『埋もれた日本』 青空文庫
みんなはいつの間にかそれを摺臼にかけていました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
スズメの子に加勢したのは、トチの実と、針と、ベゴの糞と、カニと、土摺臼とであった。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
そしてトチの実は炉の火戸に、針は横座に、カニは水がめのなかに、土摺臼は戸の口の上に、ベゴ糞は上戸の踏み台の上に、めいめい隠れていた。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
そこを上から土摺臼が落ちてきてビチョリと押し潰してしまった(大正十二年二月一日の夜。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
石油発動機が庭の真ん中で凄い響きを立てて唸り、稲扱万牙も唐箕も摺臼も眼がまわるような早さで回転していた。
— 佐藤垢石 『濁酒を恋う』 青空文庫
父や作番頭は唐箕や、摺臼に忙しい。
— 佐藤垢石 『濁酒を恋う』 青空文庫
湖面が結氷すれば、相馬山から摺臼峠へかけてスロープは広々とした雪である。
— 佐藤垢石 『氷湖の公魚』 青空文庫