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しばらくの間

しばらくのあいだ
表現副詞
1
標準
for a short while
文例 · 用例
僕はしばらくの間、涙の出るがままにそこにぼんやりして居った。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
東京で一般的放送が開始されて後も、しばらくの間は全く他所事のように何の興味も感じなかったので、自宅へ受信機を備えるどころか、他所のでちょっと聞いてみようという気も起らなかった。
寺田寅彦 ラジオ雑感 青空文庫
) ガドルフはしばらくの間、しんとして斯う考えました。
宮沢賢治 ガドルフの百合 青空文庫
そこは僕達の家がほんのしばらくの間だけれども住んでいた土地なんだ。
梶井基次郎 海 断片 青空文庫
片方の眼だけが出て来てしばらくの間それに睨まれていることもある。
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
するといつの間にか今上った山は過ぎてまた一ツ山が近いて来た、この辺しばらくの間は野が広々として、さっき通った本街道よりもっと幅の広い、なだらかな一筋道。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
その後自分は小石川へ家を持つ事になって、しばらくの間友の下宿へも疎くなっていたが、悲しい事情のために再び家をたたんで下宿住いをしなければならぬ事になった時、ちょうど友の隣の下宿の二階があいているとの事で計らずこの雪ちゃんの宅に机を据える事になった。
寺田寅彦 雪ちゃん 青空文庫
それから急いで池の岸へ駆けて行って、頭へじゃぶじゃぶ水をかけたまでは覚えていたが、それからあとしばらくの間の記憶が全然空白になってしまった。
寺田寅彦 鎖骨 青空文庫
しばらくの間(しばらくのあいだ) — 幻辞.com