幻辞.com

布橋

ぬのはし
名詞
1
標準
文例 · 用例
そッ其奴ァいけねえ」 鶴吉、泡喰って二階へ駈け上った処で、(F・O)S=茶店 都田村の吉兵衛親分と、久六の児分、布橋の兼吉に小島の松五郎、それに吉兵衛の児分数吉が訪ねて来る。
山中貞雄 森の石松 青空文庫
鎧橋下の上流、思案橋親父橋下を過ぎて堀留に至る一支、荒布橋中橋下を経て同じく堀留に至る。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
江戸橋、荒布橋、青い燈が点く……向うの屋根に、株の風見がくるくるまはる。
北原白秋 とんぼの眼玉 青空文庫
だから私は「荒布橋」の冒頭に出てくる燕の飛ぶ様子や、「夷講」の酒宴の有様を叙するくだりに出会った時、大変驚ろいたのです。
夏目漱石 木下杢太郎著『唐草表紙』序 青空文庫
「荒布橋」とか、「岡田君の日記」とか、「六月の夜」の一部分とかになると、其所に手荒で変に不調和なものが露われているようです。
夏目漱石 木下杢太郎著『唐草表紙』序 青空文庫
その日は、捨吉は芳町から荒布橋へと取って、お母さんに別れて来た時のことを胸に浮べながら歩いて行った。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
布橋を渡り、江戸橋を渡った。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
布橋から江戸橋へかけて、隅田川に通ずる掘割の水があだかも荷船の碇泊処の趣を成している一|区劃。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫