来正
くるまさ
名詞
標準
文例 · 用例
これその演説中|数多如来正※知に対してあるべからざる言辞を弄したるによって明らかである。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
けれどもそれ等は元来正体のないもので、雲は霧の集り、結んだ水がうたかた、なに、心を苦しめ、身を辛がることがございましょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
如来正※知はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河をおわたりになってこの町にいらっしゃるそうでございます」 「そうか、たしかにそうか」王さまはわれを忘れて瑪瑙で飾られた王座を立たれました。
— 宮沢賢治 『四又の百合』 青空文庫
こんな日|如来正※知はどんなにお立派に見えましょう」 「いいあんばいだ。
— 宮沢賢治 『四又の百合』 青空文庫
晩成先生|聊かたじろいだが、元来正直な君子で仁者敵なしであるから驚くこともない、平然として坐って、来意を手短に述べて、それから此処を教えてくれた遊歴者の噂をした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
元来正賓は近年逆境におり、かつまた不如意で、惜しい雲林さえ放そうとしていた位のところへ、廷珸の侮りに遭い、物は取上げられ、肋は傷けられたので、鬱悶苦痛一時に逼り、越夕して終に死んでしまった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
晩成先生聊かたぢろいだが、元来正直な君子で仁者敵無しであるから驚くことも無い、平然として坐つて、来意を手短に述べて、それから此処を教へて呉れた遊歴者の噂をした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
元来正賓は近年逆境に居り、且又不如意で、惜しい雲林さへ放さうとして居た位のところへ、廷珸の侮りに遭ひ、物は取上げられ、肋は傷けられたので、鬱悶苦痛一時に逼り、越夕して終に死んで仕舞つた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫