餅屋
もちや
名詞
標準
rice cake shop keeper
文例 · 用例
塩煎餅屋の取散らされた店先に烈日の光がさしていたのが心を引いた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
まだ、戸の閉っている二軒のあべ川|餅屋の前を通ると直ぐ川瀬の音に狭霧を立てて安倍川が流れている。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
琵琶湖の水が高い河になって流れる下を隧道に掘って通っている道を過ぎて私たちは草津のうばが餅屋に駆け込んだ。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
身を切るような風吹きて霙降る夜の、まだ宵ながら餅屋ではいつもよりも早く閉めて、幸衛門は酒一口飲めぬ身の慰藉なく堅い男ゆえ炬燵へ潜って寝そべるほどの楽もせず火鉢を控えて厳然と座り、煙草を吹かしながらしきりに首をひねるは句を案ずるなりけり。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
こういうものの並んでいる間に散点してまた実に昔のままの日本を代表する塩煎餅屋や袋物屋や芸者屋の立派に生存しているのもやはり印画記録の価値が充分にある。
— 寺田寅彦 『カメラをさげて』 青空文庫
「蓑ちゃん、長命寺のさくら餅屋知ってる」「ああ知ってるよ。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
」 この疑いのために浦子はそのまま塩煎餅屋の前から引返して来たのだ。
— 岡本かの子 『汗』 青空文庫
」「まあ、」「ええ……忰が相場ごとに掛りまして分散、と申すほど初手からさしたる身上でもござりませぬが、幽には、御覚えがあろうも知れませぬ、……元|数寄屋町の中程の、もし、へへへ、煎餅屋の、はい、その時分からの爺でござりますよ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの餅屋さんの前には、いつも行列ができている。
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餅屋の主人は、朝早くからお餅をついている。
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お祭りの日には、餅屋は大忙しだ。
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