作業仮説
さぎょうかせつ
名詞
標準
working hypothesis
文例 · 用例
誤解をなくするために断っておきたいと思う事は、左に地名と対応させた外国語は要するにこじつけであって、ただある一つの可能性を示唆し、いわゆる作業仮説としての用をなすものに過ぎないという事である。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
それにもかかわらず「無駄を伴わない滓を出さない有益なものは一つもない」という言明は、どうも少なくも一つの作業仮説として試みに使ってみてもいいように思われる。
— 寺田寅彦 『鉛をかじる虫』 青空文庫
この作業仮説の正否を吟味しうるためには、われわれは後日を待つほかはない。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
やはり一種の作業仮説である。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
今日の科学の方法に照らして見れば、彼が「無より有は生じない」という宣言は、要するに彼の前提であり作業仮説であると見られる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
それで私の現在の仕事は、そういう方面への第一歩として、一つの作業仮説のようなものを持ち出したに過ぎないのである。
— 寺田寅彦 『火山の名について』 青空文庫
以上ははなはだ未熟な分析の試みであったが、このような見方を一つの作業仮説として実際の古人の連句中の代表的なものに応用してみることは、連句の研究上に一つの新断面を劈開するだけの効果はありはしないかと思われる。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
少なくもこれが自分の現在の作業仮説である。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
作例 · 標準
この問題に取り組むための作業仮説を立て、検証を進める。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
研究の初期段階では、いくつかの作業仮説を設定するのが一般的だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の論文は、斬新な作業仮説に基づいていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
作業仮説(さぎょうかせつ、英: working hypothesis)とは、さらなる研究を行う基盤とするために暫定的に受け入れられる仮説。最終的には仮説自身は放棄されるとしても、仮説をたたき台として批判に耐えうる強固な理論が生み出せることを期待してこうした仮説が受け入れられる。仮説というものが皆そうであるように作業仮説も、実験による研究において探査研究する目的と結びつくことがあり、定性的研究において概念的枠組みとしてしばしば用いられるような予測的言明として構築される。
出典: 作業仮説 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0