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木の頭

きのかしら
名詞
1
標準
文例 · 用例
倒した古材木の頭にむしろを冠せたのが覗いている露地口には筍のように標柱が頭を競っている。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
で、激流に打込んだ眞黒な杭を、下から突支棒にした高樓なぞは、股引を倒に、輕業の大屋臺を、チヨンと木の頭で載せたやうで面白い。
泉鏡太郎 飯坂ゆき 青空文庫
玄関の、向つて右が竹垣で、其中は庭と見えて、側柏のやうな木の頭が二三本覗いてゐる。
森鴎外 金貨 青空文庫
向島もまったく変りましたね」 老人はあたりを眺めながら起ち上がるを木の頭、どこかの工場の汽笛の音にチョンチョン、幕。
広重と河獺 半七捕物帳 青空文庫
」 オルガは参木の頭を持ち上げようとした。
横光利一 上海 青空文庫
」 鏡の前から戻って来ると、宮子は参木の頭を膝の上へ乗せながら顔を近々と擦り寄せた。
横光利一 上海 青空文庫
すると白壁の土蔵が現れて樫の木の頭だけを空に残した。
原民喜 潮干狩 青空文庫
へんだなあ」 店員は、もう一度力まかせに、バットを振って、丸木の頭をなぐりつけた。
海野十三 火星兵団 青空文庫