ぶるう
ぶるう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to cower in fear
文例 · 用例
が、じれったそうな女房は、上気した顔を向け直して、あれ性の、少し乾いた唇でなぶるうち――どうせ亭主にうしろ向きに、今も髷を賞められた時に出した舌だ――すぼめ口に吸って、濡々と呂した。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
ハハハハハ」 政さんは話上手でよく場合に応じての話がすこぶるうまいもんだ。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
薊はようやく再び座に返った、老人は薊を見上げて、「ばかに怒ったな」「おらも喧嘩に来たんじゃねいから、帰られるようにして帰せ」 薊の狂言はすこぶるうまかった、とうとう話はきまった。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
この二十六日以来三日間というもの、すべての交通一切|杜絶で、郵便はもちろん新聞さえ見られなかった際じゃから、郵便配達と気づいて予はすこぶるうれしい。
— 伊藤左千夫 『水籠』 青空文庫
鳴き声はすこぶるうるさくて堪らん。
— WITH KYUSHU STUDENTS 『九州の学生とともに』 青空文庫
多少の迷信さえ持ってこの文学を――広く云えば芸術を愛して居る私は、この頃身ぶるうほどの不愉快さに涙をこぼさなければならないほどいやなみっともない言葉を、尊い芸術のために聞かなければならない時がある。
— 宮本百合子 『無題(二)』 青空文庫
緑玉の女衣に水晶と黄金の笹縁……浮き上がりつつ、沈みつつ、沈みつつ、浮き上がりつつ……そして、その拡がつた長い裾がわたし達の素足と縺れ合ひ、そしてまた、ざぶるうん、ざぶるうんと間を置いて海の鐃※が鳴らされます。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
石浜恒夫「らぷそでい・いん・ぶるう」、計画された文体の効果は惜しくも的を外れてゐる。
— ――芥川賞(第二十九回)選後評―― 『選後に』 青空文庫
作例 · 標準
突然の雷鳴に、飼い犬が怯えて部屋の隅でぶるっていた。
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厳しい寒さの中、薄着のまま外に出たので思わず体がぶるってしまった。
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相手の威圧的な態度に、彼は恐怖でぶるってしまい言葉が出なかった。
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