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狭物

きょうもの
名詞
1
標準
文例 · 用例
鰭の広物・鰭の狭物・沖の藻葉・辺の藻葉、尽しても尽きぬわたつみの国は、常世と言ふにふさはしい富みの国土である。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
仍、悉に鰭の広物、鰭の狭物を追ひ聚めて、汝は、天つ神のみ子に仕へまつらむやと問ふ時に、諸の魚皆、仕へまつらむと白す中に、海鼠白さず。
折口信夫 日本文学における一つの象徴 青空文庫
ここに猿田毘古の神を送りて、還り到りて、すなはち悉に鰭の廣物鰭の狹物五を追ひ聚めて問ひて曰はく、「汝は天つ神の御子に仕へまつらむや」と問ふ時に、諸の魚どもみな「仕へまつらむ」とまをす中に、海鼠白さず。
校註 古事記 古事記 青空文庫
〔七、日子穗穗出見の命〕〔海幸と山幸〕 かれ火照の命は、海佐知毘古一として、鰭の廣物鰭の狹物を取り、火遠理の命は山佐知毘古として、毛の※物毛の柔物二を取りたまひき。
校註 古事記 古事記 青空文庫
ここを以ちて海の神、悉に鰭の廣物鰭の狹物を召び集へて問ひて曰はく、「もしこの鉤を取れる魚ありや」と問ひき。
校註 古事記 古事記 青空文庫