重光
しげみつ
名詞
標準
文例 · 用例
その前年の明治三十九年に、功三級に叙せられ、金鵄勲章を授けられ、また勲二等に叙せられ、旭日重光章を授けられているのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
では、これを重光さんのお肴にとっといて、またビールでも差上げましょう。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
じゃ一つ重光さんに唄でもうたって聴かして頂きましょう」「いやな婆や」 かの女は口でこう云って制したけれども、こういう青年がどんな唄をうたうかそれも聴いて見たかった。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
じゃ重光さん今晩はもう失礼ですが」 青年はたいがい夜になってかの女を訪れて来た。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
ばあやは「重光さん、昼間はご勉強ですか」と訊いた。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
「こんないい陽気に内にばかりいらしってもお毒ですから、明日あたり重光さんはお嬢さまを、散歩にでもお連れなすってはいかがですか」 ばあやは青年一人にかの女を預けるのを何の不安もなげである。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
「そうですね」 と重光は考えていたが「だいぶ永い間ご馳走になりましたから、それじゃお嬢さんに一度ご馳走のお礼返しをしましょう。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
「重光君から度々君のことを書いた手紙が来る――君は重光君と結婚したまえ」 簡単ながら決定的な文意であった。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫