忠良
ちゅうりょう
名詞形容動詞
標準
loyalty and goodness
文例 · 用例
朝から夜、夜から朝、引き続いた訊問は、忠良なる捜査官によつて、倶不戴天の敵なりとして続けられ、何月何日、某処に会合したその一人は既に斯の如き自白をして、汝もその時斯の如き言動をしたに相違がないと、其者は立派に陳述して居るではないか。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
僕は、忠良なる日本国民である。
— 牧野信一 『S・I生へ』 青空文庫
多くの人の見るところでは、小学の教科書には忠良なる文化的日本人として一生知らなくてもたいしてさしつかえのないような事項が数々ある一方で、知らなくてはならないとわれわれに思われる事で書いてないことがたくさんあるようである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
八年に將軍秀忠が久松甲斐守忠良の娘の十七歳になるのを、養女にして忠之の許へ嫁がせた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
かつてハワイで、ハワイナポレオンと称せられた、大虐殺王タメハメハの死んだ時などは、大勢の人間の強制的犠牲を供えたのみならず、なお無数の忠良な臣下が自殺しまたは自ら傷つけて不具になった。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
」 ウィルヘルム第一世およびその忠良なる臣下は、この言葉をもって、当時の専制政府、警察国家、封印状裁判、言論圧迫等のありのままのいっさいの政治的事実に、哲学的祝聖を与えたものであると解釈したそうだ。
— 大杉栄 『鎖工場』 青空文庫
先達はますますいきり立って婦に悪たれをつき、さては忠良な元三さえ逆怨むようになった。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
「中納言はまじめで忠良な良人になりうるでしょうが、まだ位なども足りない若さですから、広く思いやりのある姫宮の御補佐としては役だちませんでしょう。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は忠良な家臣として、主君に仕え続けた。
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その武士は、忠良さと勇気を兼ね備えていた。
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彼女の忠良な心は、多くの人々に尊敬された。
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