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浮き足

うきあし
名詞
1
標準
standing on the balls of the feet
文例 · 用例
進行中に、大石軍曹は何とのうそわそわして、ただ、まえの方へ、まえの方へと浮き足になるんで、或時、上官から、大石、しッかりせい。
岩野泡鳴 戦話 青空文庫
酒井忠次、榊原康政等は姉川の上流を渡り、朝倉勢の側面から横槍を入れて無二無三に攻め立てたので、朝倉勢漸く浮き足立った。
菊池寛 姉川合戦 青空文庫
猩々緋の武者の前には、戦わずして浮き足立った敵陣が、中村新兵衛の前には、ビクともしなかった。
菊池寛 青空文庫
ともかく彼はさう云ふ理由やそれから、直ぐ行かれる同じ地に本屋の彼女がゐると思ふことなどで、浮き足でゐながらも、ただ辰子を中心にしてぐるぐる廻り流れてゐる日を續けてゐるより仕方がなかつた。
横光利一 悲しみの代價 青空文庫
」と菊太郎は砂でざらざらする青畳の上を、浮き足で歩きながら笑った。
徳田秋声 足迹 青空文庫
この浮き足立った群衆を食い止めようとして、黒人の額には黒い汗の粒々が滲み、その一つ一つをかっと照りつけて、ポウト・サイドの太陽は麺麭屋の仕事場のように暑い――「がら・がら・がら・がら」船客中の子供達のあいだに、直ぐもう甲板の方々でこの真似が流行り出している。
海のモザイク 踊る地平線 青空文庫
芝居気といえば、朝顔の夏を入谷なる何がしの寺で、態々かけだしをものしての伝道布教、麦湯のふるまいに浮き足になりながらでも聴聞してゆく人の多いは、これも一碗の恩恵に折からの渇を医し得た義理ゆえもあろうが、場所だけに何やらん面白い感じがする。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
むしろ、文面に顕れた明るさが却って浮き足立ったものに見え、慾を云えば、いま少しの愁いもあって欲しいと思われたほどである。
横光利一 旅愁 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
being unsettled
作例 · 標準
例句
3
標準
high volatility (in the market)
作例 · 標準
例句